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そして呼吸を数瞬止め、狙いを定め、超距離カスタムライフルの引き金を二度引く。……遙か彼方から爆音が2回。見事命中、流石は俺。
「こちらS&A。目標の狙撃に成功。……全機、出てくれ!」
「……こちらバーストサイズ、了解!」
「……こちらも了解した!全機出撃!!」
その掛け声とともに、計16機のA.X.E.Lが姿を現す。うっひょう、すんごい眺め。んじゃ俺は待機しつつ狙撃しようか。
「……ちょっと頼斗!早く援護!皆行ったよ!!」
「っつぅ~。分かったっつーの。単独回線だからってでかい声だすな」
そして無理矢理回線切断。人がやろうと思ってたらこれだ。
「ったく……。さて、次は三機だな」
痛む耳をさすりつつ、次の標的に照準を合わせる。
「じゃあな!」
先程と同じように、狙いを合わせ、呼吸を止め、引き金を引く。剣を振りかぶった機体、味方がやられて呆気に捕らわれた機体、後ろで照準を合わせていた機体。それぞれの頭部に弾丸が命中した。
「うっし。んじゃ後は皆の援護に回りますか」
それから後は、前線の援護射撃を主にして、俺が直接……というのは控えていた。何故かって?そういう機体ですから。
それからしばらくして、相手方のA.X.E.Lが全滅したのは言うまでもない……よな?
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