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「っと、そろそろ教室に帰らないと………」
梨華さんとの会話に花が咲いたのも束の間、気付けば始業2分前となっていた。
「そうね………あたしも急がなきゃ」
「それじゃ、また」
俺はその場を後に――
「あっ、ちょっと待って」
――しようとしたら、梨華さんに呼び止められた。
まだ何かあるのだろうか?
「ちょうどいいから、これを渡しとくわね」
梨華さんは、懐からカードみたいなものを出してきた。
「これは……?」
「私の誕生日会の招待状よ」
誕生日会の招待状か。凝ってるなぁ。
素材がプラスチックだし。すこし重い気がする
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