一章 始まりは誕生日

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「や、奴が……現れたのじゃ……!!」 「や……奴!?」 「そうじゃ……あいつは、見るもの全てを破壊し、更にはワシの息子にまで………グフゥ……!!!」 「り、龍さん!!」 「ワ………ワシはどうやらここまでのようじゃ……。どうか……どうか仇を取って………グッ…」 「そ、そんな!!嘘だろ!?なぁ、返事してくれよ!!龍さん!!」 俺の言葉に、龍さんは何も反応をしない。 ピクリとも………そして、彼はそのまま、二度と目を開くことは………無かった………… 「龍さぁぁぁぁぁん!!!!」 あれ?なんかおかしくね?
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