597人が本棚に入れています
本棚に追加
「ったく、何二人で下手な芝居してんのよ。つい最後まで見ちゃったじゃない」
俺と龍さんの会話に違和感を気付いたとき、カーテンの向こうから凛が出てきた。
つーか最後まで見てたんだ…………
「で?何でこんなことになってんだ?」
とりあえず龍さんを助け、ソファーを元の位置に戻し、俺達は向かい合って座る。
「そのじいさんが悪いのよ。治療とか偽って、あたしにちょっかいばっかり出すから……」
まぁ、そりゃあ龍さんが悪いわなぁ…………
「止めは、回し蹴りだったのじゃが………効いたわい」
出ました!!伝家の宝刀!!
……って
「いつのまに起きたんだ!!」
最初のコメントを投稿しよう!