一章 始まりは誕生日

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「いやぁ、ほんと死ぬかと思ったわい………」 龍さん何事もなかったかのようにお茶を啜っている。 普通あそこまでやられたら、一般的なじいさんだったら死ぬけどな 「つーか龍さんが悪いんだろ。セクハラはダメだろ」 「そうよ。次あんなことしたら、ただじゃおかないんだから」 いや、凛の場合はただどころでは済まない気がする。 「ふぉ………わかっておるわい………」 と、龍さんはしゅんとなって落ち込んでいるが、俺はしっかりみた。 龍さん、口が笑ってるぞ。
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