一章 始まりは誕生日

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俺達はお茶を飲み終えたので、教室に戻ることにした。 一応帰り際、龍さんにセクハラをしないように釘を刺しておいたが、多分やるだろうな。 「おぅ、おかえり」 教室に戻ると、いの一番に京平が迎えてくれた。 「ただいまっと」 「遅かったな。一体なにしてへぶはぁっ!?」 なな、なんだ!?一瞬何かが俺の顔の横をすごいスピードで横切ったぞ!? 「きょ、京平……大丈夫か?」 「な、何が――ひぃっ!?」 京平の視線の先は俺………? 「きょ・う・へ・い♪」 ……ではなく、後ろにいる凛。
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