一章 始まりは誕生日

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さて、これで招待状は全部………っと、一人忘れてた 「お~い、美々ー」 「はいよ~」 うわぉっ!こいつ、どっから沸いて出てきたんだ!? 「お前にも渡しとくぞ」 「むむっ。招待状だね」 「ん?何でわかるんだ?」 「だって話聞いてたもん」 「聞いてたんならもっと早く出てこいよ………」 「いやぁ……二人の戦いを見届けたくて………」 「二人って……ああ、京平と凛か……ってあれ!?」 いつの間にか……二人がいない。 まさか………!! 「ふぅ~すっきりした」 ドアの方から凛の声が聞こえてきた。 なんだ、トイレに言ってたのか………ってぇあっ!? なんで………血まみれなの? 京平いないし。 ………深くは考えないようにしよう、うん。
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