一章 始まりは誕生日

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「それで?もちろん行くんだろ、みんな」 ちなみに、『みんな』というのは、京平を除くいつものメンバーのことだ。 ここにいないやつに質問しても、なんの意味もないだろ? 「当たり前よ。先輩にはお世話になってるし、何より友達だしね」 「そうそう」 ま、だよな。大体、友達の誕生日会に招待されといて行かないだなんて失礼に値するし。 「よし、じゃあみんな行くってことでいいな。えっと、あとはプレゼントだが、みんなで一緒に……」 「はーい!それならボクにいい提案が!」 と、美々が元気よくピコピコと手を振る。 「ん?なんだ、美々」 「みんなで買いに行くのもいいけど、それよりこんなのはどう?あのね………」
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