一章 始まりは誕生日

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「ふむ、わかった。じゃあその子をそこのソファーに下ろして、お主は教室に戻れ。この後も何かあるんじゃろ?」 「ん、わかった」 次はただのHRなので、別にサボってもいいのだが、龍さんに言われると仕方ないな。 「じゃあな、凛。また終わったら迎えに来るわ」 「うん………」 俺は凛をソファーに下ろしてやる ん?別に迎えに行かなくてもいいか……? ………いや、まぁ凛は怪我人だし、迎えに来てやるか 俺は扉を開け、保健室を出た。
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