魔法使いの隠れ里

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「いや、そうじゃなくてさ。そのリボンの色がな…」 「色?」 俺の言葉にメイは不思議そうに頭からリボン外し、それを見つめる。 「それってさ、確か歳ごとに違うんだったよな?」 「そうよ。今年の十六歳は緑のリボンなのよ」 そう言いながら、メイはリボンの端を持ち、俺の前でブラブラさせている。
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