学校へ行こう!

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メイは筋金入りの負けず嫌いだ。幼少の頃から俺やローンとなにかにつけて競い、成長期を迎え、男女の差が出始めたときも、力で負けたくないと格闘技をはじめたりした。 そんな負けず嫌いの彼女はローンの策略的なやすい挑発に… 「いいわ。受けて立ちましょう」 簡単に乗ってしまう。 「どーせならビリだった人は罰ゲームにしましょう。ノヴァ、もちろんあんたもするわよね?」 「当然だよな、ノヴァ?棄権しても罰ゲームだからな?」 メイもローンもムカつく笑顔で俺を見てくる。 この二人と比べると圧倒的に体力の無い俺。これは参加してもしなくても、罰ゲームの危機だ。それならいくらかこちらにも有利なルールを付け加えなければ…。 俺は思案した後、あるルールを二人に提案する。
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