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俺は周囲を見回し、獲物を探す。獲物の目印は頭に着けられた様々な色のリボンだ。人混みを掻き分けて必死で獲物を探す。
俺がこうやって探している間も、他の勇者達が獲物を減らしていく。ある者は歓喜の雄叫びをあげ、ある者は嬉しさのあまり泣き崩れる。
そんな中、獲物が中々見つからず俺は焦りだす。まさかそんなことはないとは思うが、俺一人だけ獲物を射止めることが出来なかったとしたら……。そんな考えが俺を尚更焦らせる。
俺はそんな考えを振り払うかのように走り続けた。
そうしてようやく念願の獲物を発見した。
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