魔法使いの隠れ里

8/24
前へ
/95ページ
次へ
「一目惚れしました。俺と付き合ってください!」 …………そうさ、俺の最強の呪文なんてこんなもんさ。 俺が自分のセンスの無さに絶望しかけたとき、思いもよらぬ言葉を耳にする。 「アハハ、君おもしろいね。いいよ、私でよければ」 まさかの会心の一撃!?俺は偶然手に入れた幸運に両手を高く掲げて喜ぶ。去年の惜敗……いや、惨敗の記憶が鮮明に残っていたため、俺はまさか自分が選ばれるとは思っていなかった。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加