―rejection―

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着いたのは英語の資料が置かれている資料室 彼は扉を閉め、ついでに鍵も閉めた 「っ!!」 彼は部屋に着くなり私を抱き締めた 「………大丈夫か?」 「いつものことだから」 心配する篠田に私が面倒そうに答えると彼は私の乱れた制服をさりげなく正した 「女の子1人にこんな事を…」 「慣れてるから。ってか、助けてなんて頼んでないし」 「君は素直になることを覚えた方がいい」 「何言ってんの?」 「それに俺の名前、爽だから。さっき自己紹介しただろう?」 「そんな名前だっけ?興味ないから覚えてない」 「君の名前は?」 「出席表見れば?担任なんでしょう?じゃあ、もういい?私は帰るから」 「もう少しここにいろ。」 そうして、喧嘩腰の会話を交わして私が帰ろうとするとまた手を掴まれた 「どうして?」 「送っていくから」 「いいから。迷惑」 彼はなぜか私の手を離してはくれなかった。お互い譲らないまま睨め合っていると篠田の携帯から着信を告げるメロディーが鳴った 「携帯、鳴ってるけど?」 「どうせ、大した用じゃない。それより、お前を放っておけない」 結局、タップリ悪態をつき私は仕方なく篠田の車で送ってもらうことになった
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