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近世の未来像が崩壊して
僕らは人間であることを思い出した
きっといつまでも残り続けるのは
僕らの中にある傲慢で
利己的で綺麗で切ない感情だけなんだ
(少しの間隔を空けて、僕らはもう一度始める)
近世の未来像が崩壊して
僕らは人間であることを思い出した
きっといつまでも残り続けるのは
僕らの中にある傲慢で
利己的で綺麗で切ない感情だけなんだ
[巨大なイメージに隠れた人]
僕らはただ、適切に日常を送る
そこに狂気や軌道を外れた衛星はない
時に、夢を見る
誰かを殺す夢や誰かを愛する夢
僕らはもう、夢に生かされていた
言葉にできないのは
いつだって悲しいから
そのマイナスの一つひとつと
僕らは死に向かって生きてゆく
ごめんねが辛くなる
いつかの罪が目を塞いでいる
遠回りしてきた世界の
絶望を今も泳げない
飲み込んできた苦味が
僕一杯に満たされたら
もう一度始まりへ帰ってゆく
何度でも帰ってゆく
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