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フィルムに焼き付いた日が
もう一度来れば良いのに
どんな願いを込めても
明日しか来ない
写真になってしまえば
その瞬間は永遠なのに
僕は手放したくない今を
どうしても上手く掴めない
君が輝く瞬間なんかより
ありふれたそのワンシーンが
今、苦しくなるよ
泣いたり、笑ったりするのが
奇跡だと思うから
残しておきたいんだよ
せめて手の平くらいの記憶で
あんなに大事だと
言葉で言って心で思ってたのに
細かい事は忘れてしまって
イメージで描いている
君は可笑しいって笑うかな
声が掠れてくるまで
楽しそうな写真を見て
今、悲しくなる僕を
ここで待っているのは
思い出の僕たちなのか
今の僕だけなのか
分かり合っていた
そんな事は写真じゃ分からないよ
重なった手と手を見るのは
あの時の僕じゃない
今、苦しくて駄目な僕が
気付いてしまう事
写真が写す僕らはいつも
途方もなく綺麗だという事
泣いたり、笑ったりするのが
奇跡だと思うから
残しておきたいんだよ
せめて手の平くらいの記憶で
ここで待っているのは
思い出の僕たちなのか
今の僕だけなのか
分かり合っていた
そんな事は写真じゃ分からないよ
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