プロローグ

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今日も囁き声から逃げるように部屋へと入る。 いつになっても慣れる事のない中傷 母が死んで半年… そう…あの日もこんな泣きたくなるような明るい満月だった 母はなんの前触れもなく、僕の目の前でテラスから飛び降りた… 脳裏から離れる事のない 母が見せた最期の哀しげな偽りの笑顔。 「ごめんなさいね」 それが最期の言葉だった… あまりにも突然すぎて何もできなかった…
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