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「なあ、疲れたからって全部捨てちゃうなよ。死んだらもうなにもないんだから」
少しの不幸も笑い飛ばして、笑いのネタにしてやろうぜ。
七日はそう続ける。別に嫌なことがあったわけでも、不運が続いたわけじゃない。
それでも、俺は疲れていた。毎日に。日常に。
飽きてたんだ。なにか新しい刺激が欲しかった。
だからなにかしら刺激を得れることをしたんだ。
「……うん、そうする」
「よし。じゃ、朝ごはんでも作るか」
「買いに行こうよ、コンビニに」
七日は綺麗に笑って、いいよと言った。
外は少し肌寒くて、でもなんだか気分は高揚して、だんだん可笑しくなってきて、くすりと笑った。
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