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僕の行動が正解だったのかはわからない。けれど今僕の思考は膨大な知識に彷徨うこともなく、ただ彼のことを考えている。
コンビニに行っている間も、パントマイムについて考える暇なんてなかった。
ずっと脳内は彼一色。
「タオルもあるから、拭いた方がいい」
「うん、ありがとうね。マコト」
海水で痛んだ喉を飲み物で潤す。ああ、塩辛かった。
花里も欲しいと言うので渡す。相当喉が渇いていたんだろう、飲み干されてしまった。
「で、どうやって帰るの?」
「それなんだよな、問題は」
どうしようか話し合った結果、車で花里の兄に迎えに来てもらうことになった。
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