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ミリア「……まぁ、そうね。急いだとこでどうなるわけでなし…気楽に行きましょうか」
頭に巻いたチェック柄のバンダナをきつく締め直しながらミリアが言う。
ジーク「そうそう、もっと俺みたいに気楽に行けよ気楽に」
先程まで口笛を吹きながら歩いていたジークがミリアに言う。
綺麗な色の金髪の前髪をかきあげながら今度は鼻歌を歌う。
ミリア「はぁ?あんたが気楽?あんたの場合気楽じゃなくて脳天気って言うのよ!」
ジーク「あぁ?どこが脳天気なんだコラ!」
二人が睨みあいながら口論をする。
必ずと言っていいほどこの二人は話す度に喧嘩をするのだ。
レイラ「あー…うるせぇなー…静かにしてくれよ…」
ルナ「ふふ…退屈しなくていいじゃないですか」
レイラ「本気で言ってんのか…?ソレ…?」
深くため息を吐きながら、先が思いやられるレイラだった。
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