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しかし、歩けど歩けど屋根があるような場所はなく、森や山が続くばかりだった。
見つからないまま雨は激しさを増していく一方に焦り出す一行。
ミリア「ちょっとやばいわよコレ!!ジーク!!あんた素早いんだからひとっ走りして探してきなさいよ!!」
ジーク「なんで俺なんだよ!!お前が行けよ!!」
ミリア「…てゆうかこんな状況で魔物なんか出たりしないわよね……視界も悪いし、こんなに降ってちゃ銃なんて使えないわよ……」
ミリアが不安げに腰の後ろに着けてある双銃をさする。
その様子を見て、腰をさするおばあさんを想像したジークがミリアにばれないように吹き出した。
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