旅の途中に

6/24
前へ
/24ページ
次へ
しかし、歩けど歩けど屋根があるような場所はなく、森や山が続くばかりだった。 見つからないまま雨は激しさを増していく一方に焦り出す一行。 ミリア「ちょっとやばいわよコレ!!ジーク!!あんた素早いんだからひとっ走りして探してきなさいよ!!」 ジーク「なんで俺なんだよ!!お前が行けよ!!」 ミリア「…てゆうかこんな状況で魔物なんか出たりしないわよね……視界も悪いし、こんなに降ってちゃ銃なんて使えないわよ……」 ミリアが不安げに腰の後ろに着けてある双銃をさする。 その様子を見て、腰をさするおばあさんを想像したジークがミリアにばれないように吹き出した。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加