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レイラ「ふぅー……やっと雨のない場所に来れたなー」
洞窟に入り込むなり、皆はその場に座り込む。
内部は鉱山のように岩や石で作られ、古ぼけて脆そうな壁や天井が広がっていた。
ところどころに木の枝や木の皮、または小さな金属の玉なども転がっていた。
先程までは雨に打たれていたためわからなかったが、洞窟の中に入ると外の雨の音が耳をつんざくほどに響いている。
ジーク「こりゃ当分止みそうにもないな。多分数日はかかりそうな感じだ」
洞窟の入口から外を覗きこむジーク。
先程の黒い雲は黒さを増し、さらに厚みまで増していた。
ジーク「……嫌な感じのする雲だぜ……薄気味悪い」
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