苦いチョコ

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 「はあ……」 一人ぼっちで澄んだ空を見上げて溜息が出た。  もう… やるせなくて。宛てのなくなった小包を自ら開ける。 赤いリボンが風に乗って旅立つのを待っていた。  彼の為につくったチョコを彼を想いながら頬張ると苦かった。  「にっが~~!」 あ、砂糖入れ忘れた…? 「あ~…馬鹿ねぇ」  足元には小振りな花束が夜風に揺れていた。 本当に馬鹿。 『苦いチョコ』  彼は幽霊さんでした。“私”は分かっていながらも映画とかのお伽話みたいに、「自分が告白すれば生き返るのでは…」ということで、してみたんですが………(´∨`笑 pandrura 銃などの丸薬入れ。 つづりちがうかも(笑)
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