目覚め

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りゅう「死に神かと思ったー」 りゅうは兄弟の中で一番理科が得意で一番霊感が強かった。先程の念仏の様なものは昔、ある人に教えて貰ったらしい。 りゅう「まあいいや、寝るべ」 12月31日8時00分 りゅう「さて行くか」 りゅうは電車に乗るべく早めに家を出た。 りゅうが駅につくと、何やら不良がオタク狩りをしていた。 不良「ほら金出せよ!」 オタク「い、いやだ!」 りゅう「朝早くからしょうもねぇことしてんじゃねぇよ」 不良「んだとこらぁ!関係ねえ奴はひっこんグ」 りゅうの格好をみた不良が口をつぐんだ。りゅうの格好は昨日と同じ怪しい格好だった。 りゅう「なんだよ、文句あんのかよ」 不良「くそっ!てめぇ覚えてろ!」 漫画のようなセリフをはきながら不良は逃げて行った。 オタク「あ、ありがとうございます!これお礼です!」 オタクは財布から一万出してりゅうに渡した。 りゅう「お?サンキュー」 りゅうはためらいなく一万を自分の財布に入れた。 りゅう「じゃ、俺はこれで」 オタク「ありがとうございました」 そして、りゅうは実家に帰って行った。
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