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「君は何歳だい?」
玲「15です。」
「おぉーうちの息子と同じ年だよ。」
玲「そうなんですか……私もう帰りますね…これ以上迷惑かけれないし。」
「迷惑?」
玲「はい。」
「帰る場所は?」
玲「…………」
「君が良ければワシの屋敷で働かないか?もちろん部屋付きで三食付き…どうじゃ?」
男の人はそう言った。
その瞬間私は涙が溢れた。
玲「私なんか…いらない…」
「それは違うよ。きっと君の親も理由があって置いて行ったんじゃないかな?」
玲「私は必要ない人間なんです…理由なんてありません…」
「必要ない人間?」
玲「はい…」
「それは違うよ…ワシが今君を必要としてるじゃないか。」
玲「私が必要?」
「そうじゃ。どうだ?屋敷で働いてくれるか?」
私は必要とされている事がすごく嬉しかった…
その時私は思った…一生この人について行こうと…
玲「よろしくお願いします!!」
涙を流すのも忘れ私は今の旦那様…ご主人様のお父様と契約をした。
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