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思い出したくないのに……
思い出してしまうのだ。
あの日は宿泊合宿の帰りだった。
みな疲れて寝ている人が大半だった。
私は一番後ろの右端の席に座っていた。
横には幼稚園からの友人が4人。
私達だけがガヤガヤ騒いでいた。
流れの中で大富豪をすることになった。
四本勝負で一位の回数が多い人が勝ち。
最下位の回数が多い人が負け。
罰ゲームは勝った人が決める。
これが昔からのルール
結果…私は最下位になった。
罰ゲームは「お昼の放送で告白」
最悪だ……
そう思う私であったが実は少しうれしかった。
その罰ゲームを指令した人が好きだった。
周りも認めていたから告白を促されたと考えたら楽だった。
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