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「助けていただいてありがとうございます。」
「困った時はお互い様です。」
「あいつらはアタイらの宿敵でもあるからね。」
「へぇーそうなんですか。」
「よし、着いたよ。」
そこは教室の一角を間借りした部屋だった。
少し気になる点としたら文芸部の看板がちょっと赤くなって上から×がかかかれて新撰組とかかれているところだけだろうか。
すると、後ろから声が聞こえてきた。
「返して!返してよ!私達の部室を返して!」
「この前勝負をして負けたのはそっちだろ?負け犬はとっととお家にでも帰れば?」
「あんなの勝負なんかじゃない!」
「多由良。」
「はい、なんでしょうか。」
「丁重にお帰りいだたくか、もしできなかったらしっかり調教しときなさい。」
「隊長、了解です。」
黒髪の小さい女の子が部屋から飛び出してきた。
「ちょっとあんた誰よ!」
「黙れ、雌犬。」
「なっ!」
「おとなしくハウスに帰れって言ったのが聞こえないのか。」
「嫌よ!」
「じゃあ、仕方ないよね?
雌犬……貴様を刀の錆にしてやろうか?」
「ひぃぃ!」
女の子は刀を手に持った。
まさか、本物じゃないよね?
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