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「こっちへこい雌犬しっかりと躾し直してやる。」
「いや!イヤァァァァァ!!!」
小さい女の子と一緒に部屋の中へ消えていった。
数分後、二人が出てきた。
「もうあんな悪さはしない?」
「はい!多由良お姉様!
私はもうあんなこと決してしません。」
出てきたのは少し大きくなった黒神の女の子とさっきの女の子だった。
「多由良……あんたまた吸ったわね?」
「別にいいじゃないか。減るもんじゃないし。」
「いや、減るし。あの子がもう男の子に恋を出来なくなったらどうするのさ?」
「そしたら、女の子と恋をすればいいと思うよ。」
「………もういいわ。」
「ところでそこのおまえ誰だ?」
多由良と呼ばれた少女がいつの間にか後ろに回ってきていた。
「そいつは新しい仲間よ。」
「そうか、新しい仲間か~。ボク、三日月多由良よろしくねー。」
警戒がとけたみたいで殺気が消えた。
「仲間?私仲間になるつもりなんてないですよ?」
「仲間じゃないの?……じゃあ、敵か。始末しないと。」
「誰か多由良を止めろ!下手したら死人が出るぞ。」
多由良に触れられそうになった瞬間、その拳が止まった。
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