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「これから霊安室に移動します」
少し落ち着いた頃、看護士さんに声をかけられた。
「よろしくお願いします」
高城さんのお母さんが看護士さんに言った。
「待ってください!」
私は思わず大声をあげてしまったけど、高城さんに言いたいと思った。
「高城さん。いっぱいありがとう。本当にありがとう…大好きだよ…」
冷たくなった高城さんの手を握って、私は高城さんに最後の挨拶をした。
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