光炎の犬、闇焔の戌

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「うに~ え~きさま~」 僕は部屋の扉を開けて映姫様を見た 「あれ? ラルク君? ずっと部屋にいましたよね?」 映姫様が突拍子もないことを…… 「さっき 顔は見えなかったんですが 外にラルク君みたいな容姿の 黒ずくめの人が……」 映姫様が突p(ry 「ルイさんじゃない?」 「ルイさん? 誰ですか?」 ……記憶が欠如してるみたいだ 「ん 何でもない」 でも気になるなぁ…… 僕に似た容姿の人物か…… 「きっと気のせいだよ」 「そうですね…… 気のせいですよね」 映姫様は納得が行かないように言った なんか変…… 「映姫様…… 僕よりその僕に似た奴の方が 気になるの?」 「……同じぐらいです 今のラルク君と ラルク君に似た人物と 同じぐらい気になるんです」 映姫様がこんな事言うなんて…… 僕に似た人物を調べてみる価値はありそうかな…… 「映姫様? 僕ちょっと出掛けるから 寂しいけど…… ついてこないでね」 僕はそう言うと家から出た
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