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人里
なんとなく人里に来てみた
「お
ラルクじゃないか
どうした?」
後ろから慧音さんが声をかけてきた
慧音さんは見てるかな……?
「こんにちは
慧音さん
最近黒ずくめで
僕みたいな見た目の人を
見なかった?」
慧音さんは考えるような素振りをして言う
「ん?
そう言えば
さっき誰かが
そんな奴を見たと言っていたな」
「本当!?
どのあたりで見たか分かる!?」
「霧の湖あたりだとか
言っていたぞ」
「慧音さんありがとう!」
僕は湖に向かって飛ぶ
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霧の湖
あれは……チルノちゃん?
それにローブを着た人が対立してる……?
!?あの黒ローブから魔力が溢れ出てる!?
マズい!チルノちゃんが
僕は全速力でチルノちゃんの方に飛ぶ
「Hベール!」
僕はチルノを包むようにH(ホーリー)ベールを発動させる
魔法か声に気付いたらしい黒ローブは此方をチラッと見たが直ぐにチルノちゃんを見据え、懐から黒い光を放つ銃を抜き取りチルノちゃんに向けた
いや、正確には僕のHベールにか
黒ローブは銃の引き金を引く
すると放たれたのは黒い光を放つ魔力の塊
あの程度のサイズならHベールで防げるはずだ……
Hベールに黒い弾が当たった瞬間Hベールが黒い弾に吸い込まれて消えた
「闇属性の性質!?
チルノちゃん!
逃げ……て?」
何時の間にかチルノちゃんがいなくなってる……?
あ、一目散に逃げて……
「よう」
黒ローブが目の前にいた
「何者だ!?」
「何者とはご挨拶だな
ま、分からねぇのも無理はねぇ
俺は闇焔の魔術師
ラルク・サイレンだ」
「ふざけるな!
ラルク・サイレンは僕だ!」
「俺は貴様だ
正確には違うが
せっかくの体だ
好きにさせてもらう」
黒ローブはそう言うと自分の足元に向かって銃を撃つ
魔法陣が現れ黒ローブは消えた
「アイツが僕?
どう言う……」
アイツがどこに言ったかわからないから取り敢えず帰ろ……
映姫様待ってるかな?
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