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だが―
ダン!!
「輪廻に組み込まれない恐怖…知りたいか?」
柊がゲールを狙っていたのだ。
「だったら…知って来い。」
とどめの死の銃弾はゲールを散らした。大の字で彼は倒れる。
「…ふう。しぶとい奴だったな。」
「隊長大丈夫?」
「ああ、平気だ」
血を流した肩を手で押さえながらそう返す。
「柊ありがとう」
ゼイスは柊にそう告げた。彼は照れているのか外方を向いた。
「さて、こいつは報告だね…」
「そうね」
「賞金GETだね」
蒼龍、アイ、クリスは次々にそう言う。
「まあうちらには不要だろう?賞金は柊にやろうぜ。MVPとしてさ。」
ゼイスはそう言うと立ち上がる。
「そうだね。」
それに同意する仲間。
「さて、今日は奢るぞ!帰るか、みんな。」
「本当に?月末は貸さないよ?」
蒼龍はそう言う。
「貸してよ~」
情けない声でゼイスがそう言うと皆笑った。
「俺が奢ろうか?」
柊のその言葉にゼイスの目が光った。
第一話 ―完―
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