始まりは笑顔で…

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ゼイス率いる13番隊「アルカディア」はアレギスと言う町に向かっている。彼等は小型戦闘艦を使い移動している最中だった。その小型戦闘艦に搭乗しているアルカディア隊は7名の隊員で構成されている。隊長のゼイス、魔術士の蒼龍、作戦士のクリス、回復士のアイの4名の戦闘部隊に残りの戦闘艦を扱うクルー達。 彼等は転来同盟軍の指令を受けて、クーデンスと言う街を魔族から救う為に移動中だった。 また隊長ゼイスには戦いの前にまずはアレギスの町に向かって補給と戦力強化をする考えもあった。同じ同士と転来者達を集めまとめるのも、また彼らの仕事だからだ。空に輝く光にゼイスは黄昏る。 不意に動きが止まるアルカディア。 「ここからは戦闘艦だと目立ちます。どうしますか隊長?」 「そうか…、ならば停止し森に隠そう。」 そう言うと曲を描いた両手持ちの「シャムシール」を手に取り力強く告げた。 「総員に告ぐ!必要最低限の武装を持ち、アレギスへ向かうぞ。」 戦闘艦は目立つ。故に近付いたら付近に隠し、隊員は全員徒歩で残りの距離を歩くしかない。ゼイスの指示に艦の隊員は全員武器を持ち艦を後にした。その時ゼイスにそっと近づく蒼龍。 「仲間集まると良いですね、隊長」 そう蒼龍はゼイスに告げる。 「集まるさ。」 そう笑ってゼイスは返すのだった。
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