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異常だと気付いたのはちょうど物心ついた時だった、
ある日、
和真は公園の砂場で転んでしまい、
膝を擦りむいた。
擦りむいたはずだった、
絶対傷付いたと思っていた。
目を向かわせると、
傷なんてなかった。
砂埃が付いてただけ…。
和真まだ小さかったが、
おかしいとわかっていた。
その時に気付いた、
あれ…？ あまり…痛く…無い…？
他の子と違うことを…。
それからだった、
病気に係りやすくなり、
特に頭痛が激しかった。
背中にも変な…、
変な翼のような痣…、
湿疹みたいのが浮き出てる。
それを見た医者は、
皆驚き、
次にこう言う、
｢こんな症状を診るのは…、初めてですね…｣
お約束パターンになった。
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