~prologue~

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今年は比較的温暖でまだ3月の頭だと言うのにもう桜がちり始めている。 在校生7人という都会から見れば1クラスの何分の1?と言う中学を卒業した3人。 彼らはとても仲が良く、在学中のほぼ全ての時間を過ごしたと言っても過言ではないほどだった。 1つしかクラスがないから当たり前と言ったら当たり前だが。 彼らの卒業後は田舎から出て、電車も走るような小さい町で一人暮らしをし、そこにある高校に通うことになっていた。 入試等で何度も行っているはずだが一人が提案した。 「もう一回俺らの通うことになった学校見に行かね~?」 彼らは賛成し、向かう。 まあそれには街に遊びに行きたい等の理由も含まれていたのも確かだったが…………
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