~prologue~

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「ねえ、学校まで行かないの?」 「面倒臭いからやめにしね~? こっから校舎見えたし、いいじゃん、それでよくない?」 「じゃあ何するんだよ?学校行こうって言い出したのお前じゃねえか」 黒髪の彼が文句を言っていると、 「はい、私お腹減ったしファミレス行きたい」 「おっ!それいいな。乗った。じゃあ決まり、行くぜ~」 黒髪の彼の意見は聞かずに勝手に決めてしまう。 「で、私が食べたの二人で払ってくれるんでしょ?」 「おいっ!!」 と二人して突っ込む。 突然3人が3人とも笑い出す。 笑う。 笑う。 彼らは彼が先程女の子とぶつかったのを忘れている。
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