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世の中には幾つもの人工言語が存在します。
筆者の把握しているだけでもヴォラピュク、ソレソ、インターリング、インテルリングア、ノシロ、ロジバン…と、多種多様です。
そんな中にあって、最も話者数の多い人工言語が、このエスペラントです。
1887年にロシアで発行された最初の学習書『Unua Libro(第一の書)』によって世に出たエスペラント。
欧州の主要語から様々な単語の基礎部品(語根)を抽出し、そこに接頭辞や接尾辞をくっつけて様々な単語を作り上げていく造語法。
名詞の性変化と動詞の人称変化をなくし、時制変化や格・数の変化を最小限に抑えた簡便な文法。
そして、音声を整理し、シンプルかつ正確な表記を併せた発音と綴り字。
これらの要素により、(あくまで欧州人目線でとはいえ)非常に学びやすい人工言語と呼ばれています。
勿論、日本語が欧州諸語とはだいぶ掛け離れた言語だとはいえ、英語が中等教育に取り入れられている為に、エスペラントも決して取っ付きにくい言語ではありません。
寧ろ、文法や発音に関して不規則性の強い英語よりもより学びやすいといっても言い過ぎにはならないでしょう。
それでは皆さん、エスペラントの学習に入っていきましょう。
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