1、帰郷 ー変わらないモノー

6/11
前へ
/117ページ
次へ
この女性、まるで俺の事を知っている様な口振りだ。じゃなきゃ、普通はアホ弥生とか言わないだろう。面識あったかな。こんな美人さんの知り合いはいなかった気がするけど。 「わー懐かしい。何年ぶりかな!」 「えと」 「どうやら、バカ息子はアンタの事覚えてないみたいだね。こんな美人さんを忘れるなんて、最低な男だよ」 母さんの毒舌のお陰で、凄く傷付いてる。そして、やはり面識がある様なのだが思い出せない。 「私の事忘れるとかサイテー」 凄く傷付くから、そういう事は言わないで欲しい。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加