テケテケの怪
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そんな僕につけられたあだ名は“根暗オタク”。 当然、僕はそんなこと気にしてはいない。 タッタッタ 僕より歩くペースの早い、美和と真理子が横を通り過ぎて行った。 ドサッ 美和の手提げ袋から、美術の授業で描いた一枚の絵が落ちた。 僕はそれを拾った。 そして美和に渡そうとした。 「触ってるんじゃないわよっ、この根暗オタク!」
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