1ー3 砂の国と岩の戦士

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秋斗「大丈夫か拓真!」 由美「かなりダメージがあるは、私が安全な場所に運んで体力を回復させるわ」 秋斗「よし、俺はあの巨大なスナマズを倒す」 岩城「おい、あのオオスナマズは俺の獲物だ、手出しはするな」 秋斗「手出しはするなって…お前だってボロボロじゃねーか」 岩城は全身傷だらけで、先ほどまで激しいバトルをしていたようだった。 岩城「このくらい平気だ…」 由美「とりあえず私は拓真を運ぶわ」 秋斗「………なぁ岩城…1つ質問しても良いか?」 岩城「なんだこんな時に」 秋斗「なんで俺と拓真を助けたんだ?他の奴の為に動かないお前がどうして?」 岩城「…そ…それはな………」 秋斗「本当は他の人の為に何かをするのが好きなんだろ」 岩城「…………俺は昔友達の為に何かをするのが好きで、ありがとうと言われるのが一番嬉しかった……だがいつしかそれが当たり前になってきて、ありがとうと言われなくなってしまったんだ、それから俺は1人になった」 秋斗「そんな事が………でも本当は他の人の為に何かをしたかったんだろ、だから俺と拓真を助けた、そうだろ」 (グラッ) 足元が少し揺れ、その直後後ろにオオスナマズが襲いかかってきた。
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