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「何だ、いきなり」
引き剥がして顔を覗けば視線を反らすマーク。その顔はいつになく赤らんでいて呼吸が荒い。深碧の瞳は涙を浮かべている。突然の被虐的格好に之瀬はつい背徳感を感じてしまった。
「何で泣いているんだ」
いつもの癖で抱きしめたマークの腰をさらりと人撫でした一之瀬。
「ふぁあいゃ…今
触っちゃらめぇ…」
軽く腰をなぞっただけのそれにマークは異常なほどの矯声を発した。はふはふと浅い呼吸を整えるマークは熱を帯びた瞳で訴える。
「マークって抱き締められるだけで興奮しちゃうのか?」
クスリと笑って体を押し当てれば一之瀬の右大腿に硬直した熱いものが触れられる。
×とりまここまで
まだ続くよ
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