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一之瀬はマークの白く透き通るような四肢を高く持ち上げると指を掛けて開いた穴に先端を強く押し当てた。そのまま勢いに任せてずんと腰を沈めていく。
「あああ、はぁやぁ…ッ」
「………ッ」
急に腹部にもたらされた焼けるような熱さと圧迫感に悲鳴じみた声を上げるマーク。少しの痛みを伴う挿入から逃げようと身をすくめてもがっちりと腰を掴んだ一之瀬が奥へ奥へと押し入ってくる。
「ああん やぁ…ふぁあ
あぁ…らめぇッ」
男のそれとは思えない声で喘ぐマークの声はもはや発情した猫のようである。雄を根元まで受け入れたギリギリの身体に生理的な涙が頬を伝う。全身に迸る快感が思考を曖昧にさせるようだ。そんなマークのなかは絶えず肉棒を強く締め付けていて一之瀬自身も気を緩めれば抑えられぬ程の吐精感に襲われる。
「くッ……マークの なか、…すげぇ…イイよ」
顔にかかった熱っぽい吐息に瞳を開ければそこには限界が近いのか切羽詰まった顔で微笑む一之瀬がいる。
「ぁ……はぅん」
不意討ちの笑顔に心を奪われたマークの後孔は上り詰めた愛しさにきゅ、と強さを増した。
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