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「よし、ならば仮にここが天国?天界?そんな世界だとして、俺が死んだからここに来たとしよう。なら俺がどのように死んだか言ってみろ」
神「いや~、ホントひどい死に方だったよ。女の子を庇ってバイクにはねられ、続いて走ってきたトラックにはね飛ばされたあげく、線路まで吹き飛ばされて貨物列車にすり潰されて、もう原型などなかったよ」
ん、確かに覚えている。なんか小学生ぐらいの少女がバイクに轢かれそうになったところを庇って……
なんかそのあとトラックの運ちゃんが驚いた表情も……
遠くでなっている踏切の音を聞きながら、なんかすぐ近くまで重量のあるソレが嫌な鉄の擦れる音を響かせながら迫ってくるのも
「そうか、俺、死んだのか」
ま、最後に誰か助けられたって事でOKにしとこうかな
神「本当にすごい無駄死にだったよ」
「ちょっと待て、どういうことか説明しろ髪なし神」
神「い、言います言います!だから関節はソッチには曲がらなアぁーーーーー!!!」
??「ソレは私がご説明させていただきます」
中年の肩関節を柔らかくしてあげていると、後ろから透き通るような甘い声でそう言われた
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