牛乳

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太郎「あー鼻から牛乳が止まらない」 太郎「白い鼻くそとかマジシュール」 太郎「もしかして毎日花子を虐めるからバチが当たったか?」 太郎「でも、良い声で鳴くんだよなぁ。『ンモー』って」 太郎「しかしこの牛乳かれこれ30分は出てるぞ?」 太郎「人の体は何パーセントの牛乳が失われたら死ぬんだろう」 太郎「ってアホか」 太郎「もしかして白血球が混ざってて白いのか」 太郎「白血球って白いから白血球だっけ?」 太郎「でも甘いんだよなぁ」 太郎「結構美味いし」 太郎「商品名にするなら『俺の美味しい牛乳』かな」 太郎「なんか下ネタっぽいな」 太郎「キャッチコピーは『鼻に入れても痛くない!』」 太郎「あっはっは」 太郎「……何考えてるんだろう俺」 花子「お兄ちゃーん」 太郎「ん? 何だ?」 花子「さっきは怒ってごめんね」 太郎「いーよいーよ。俺も悪かったし」 花子「いきなり全裸で牛乳パック殴るんだもん。ビックリしちゃった。じゃあそんだけだから」タッタッタ 太郎「おう」 太郎「……」 太郎「やっと止まったぞ」 太郎「やることないし、また花子でも虐めようかな」 太郎「……」 太郎「今度はコーヒー牛乳にしよう」 ……… …… … 花子「うわっ! お兄ちゃん!?」 太郎「ふんだん! ふんだん!」ドコドコ! 花子「ひい!ぜ、全裸でコーヒー牛乳のパック殴ってる!」 太郎「ふんだん! ふんだん!」ガキュガキュ! 花子「もうパックはベコベコだよぉ!うっ、うぅぅぅ!」 太郎「ふんだん!ふんだん!」ベコベコ! 花子「う、う、ンモー! いい加減にしてよ!」 太郎「うわー怒ったー!」ポイッ 花子「ンモー! ンモー!」ダダダダダ 太郎「窓から投げたコーヒー牛乳パック追い掛けて行っちゃった。闘牛かよ」 太郎「あれ? また牛乳出てきた」
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