触れてはならぬ者

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柊『僕もユキと同じ意見だよ。ただ良し悪しを省いて考えるとそうなっちゃうんだ。つまり……彼等は純粋って事だよ。』 ユ『ん~』 柊『僕からしたら白や黒よりも…』 …コンコン 『失礼します!支部長!とうとう割り出せました!』 柊『……どこだった?』 『それが二つ共……日本です。』 柊『また日本…』 ユ『すみません。私にも説明願えますか?』 『………』 柊『いいよ。説明してあげて。』 『…はい。実は私達は柊支部長の指示で伝承者の詮索をしていました。』 ユ『どの伝承者です?』 『ゴールドとシルバーです。』 ユ『ゴールドとシルバー!柊支部長!!早速向かいましょう!』 柊『………』 ユ『…柊支部長?』 柊『……まだ駄目なんだ。』 ユ『ダメ?なぜです?』 ユキはさっき白の伝承者の時に見せた、柊の言葉のマジックがあれば簡単に引き入れる事が叶うと思っていた。 柊『彼等にはまだ接触してはダメだ。』 ユ『……理由はなんです?』 柊『単純に力不足。』
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