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柊『そう。彼が今作っているのは超大型宇宙船。地球号だよ。』
ユ『…地球号……そんなモノがホントに…』
柊『彼はホントに天才だよ。ユキも見たでしょ?地下にあった海や山や空を。』
ユ『はい。確かにありました。でも人類が乗れるほどの宇宙船って…』
柊『そこが問題なんだ。アシさんなら人類全てが乗り込める宇宙船を作る事は出来るけど、何人乗れるかより、誰を乗せるかが問題なんだよ。』
ユ『なるほど…確かにそうですね。全てのカリポストが同じ考えなら……地球号が出来るまで接触を避けるという事はゴールドとシルバーは人類を滅ぼす可能性が高いんですか?』
柊『それはわからない。ただ彼らは自分達の考えに従いなさいって言ってるよ。従わないなら地獄に落ちるとまで言ってる。つまり接触した時点で争いは避けられない。だからいつでも避難出来るようにしておきたいんだ。』
ユ『…それでその地球号の完成予定は?』
柊『それが約10年後なんだ…』
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