11人が本棚に入れています
本棚に追加
光『ハァ…ハァ…ハァ』
増『……』
光輝に連れられ増田がたどり着いた場所。
それは増田の知らない家であった。
増『ここは誰の家?』
当たりは黒い服を来た人達でいっぱいであった。
増田はそれが何を意味しているのかはわからずにいたが、何か普通ではないのは、人達の表情から読み取る事が出来た。
光『ハァ…ハァ…』
増『……光輝。これは…』
光『りょうにいちゃんが死んだ。』
増『えっ!?』
光『……』
増『死んだ!?な、なんでだってここはりょうさんの家じゃない…』
光『ここはりょうにいちゃんの実家なんだ。慎吾……遺書って知ってる?』
増『いしょ?知らない。』
光『遺書って言うのは死ぬ前に書く手紙なんだって。』
増『死ぬ前に……ん?じゃありょうさんは死ぬ事をわかってた…まさか自殺したの?』
光『まさか!りょうにいちゃんは自殺なんかしない!殺されたんだ!』
増『だって…殺されたのにどうやって手紙を書いたの?殺されるのを知っていたって事?』
光『そうだよ。りょうにいちゃんは殺されるかもしれないって思ってた。遺書には犯人の手掛かりも……。』
最初のコメントを投稿しよう!