触れてはならぬ者

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光『ハァ…ハァ…ハァ』 増『……』 光輝に連れられ増田がたどり着いた場所。 それは増田の知らない家であった。 増『ここは誰の家?』 当たりは黒い服を来た人達でいっぱいであった。 増田はそれが何を意味しているのかはわからずにいたが、何か普通ではないのは、人達の表情から読み取る事が出来た。 光『ハァ…ハァ…』 増『……光輝。これは…』 光『りょうにいちゃんが死んだ。』 増『えっ!?』 光『……』 増『死んだ!?な、なんでだってここはりょうさんの家じゃない…』 光『ここはりょうにいちゃんの実家なんだ。慎吾……遺書って知ってる?』 増『いしょ?知らない。』 光『遺書って言うのは死ぬ前に書く手紙なんだって。』 増『死ぬ前に……ん?じゃありょうさんは死ぬ事をわかってた…まさか自殺したの?』 光『まさか!りょうにいちゃんは自殺なんかしない!殺されたんだ!』 増『だって…殺されたのにどうやって手紙を書いたの?殺されるのを知っていたって事?』 光『そうだよ。りょうにいちゃんは殺されるかもしれないって思ってた。遺書には犯人の手掛かりも……。』
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