触れてはならぬ者

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ハ「………まさかあの時の」 と「そうです。アナタが記憶を消したのは……現在の赤の伝承者の増田。」 ハ「…あの時の事はよく覚えている。私は青の伝承者であるキド・ヨウヘイに、黒の秘密を知っている子供がいると聞かされていた。私自身対して危険性は感じてはいなかったのだが、彼は必要に警告してきていた。“記憶を消しておくべきだ”と。キドには私自身絶対の信用があったし、彼が言うなら間違いないと私はその子供の記憶を消すよう命じた。」 と「…青の伝承者であるキド・ヨウヘイは……増田のホントの父親です。そして青の守護者のキド・サキエは増田の母親」 ハ「……」 と「キドは青の伝承者でありながら、赤の伝承者。そして実の息子である増田を守るため。アナタに記憶を消させた。」 ハ「…まさかキドが家族などと言う些細なカテゴリーに影響されているとは」 柊「アナタはいやっアナタ方は大きな勘違いをしている。」 ハ「……」 柊「家族を些細なカテゴリーだと言うなら、カリポストもまたしかり。」 ハ「アナタこそわかってはいない!カリポストは家族などという些細なカテゴリーでは無い!全てのカテゴリーだ!」
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