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すると真里さんは僕の気持ちを察したのか翔太に、 「翔太も乱暴しちゃだめでしょ?」 と言った。 その瞬間、翔太は舌を引っ込め、シュンとしてしまった。 全く、さっきまでの元気はどこへ行ったのだろうか。 「二人とも謝りなさい」 真里さんはそう言った。 「ごめん」 「悪かった」 お互いに謝る。 やはり真里さんには敵わない。 真里さんはニコニコして、 「よし、仲直りね。じゃあ、皆で朝御飯にしましょうか」 と言った。 僕はベッドから起き上がり、朝御飯を食べるためにリビングに向かった。
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