[恋]

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 健太は、小学3年生。  初めてのクラス代えの日 隣の席に居る女の子に 目を奪われた。  一瞬で心が、固まり なんともいえない初めての感覚を覚えた。 健太 「よ、よろしく」  緊張感で声が思わず大きくなって、自分でも驚いた。  隣の席の女の子は こちらに顔を上げた 素直に可愛いと思った …「うん、よろしく 恵利だよ」 (えりちゃんか可愛いな) 綺麗な黒髪のショート ヘア 小さな身長 くりくりした綺麗な眼。  胸の内側が、ギュギュってなって初めての感覚… なんだろう…?この感じ?  健太は、恵利を意識して学校生活をおくった。 意識すれば、するほど会話がしずらくなり、緊張して挨拶しか接する機会が無くなっていった。  9歳の健太には、気のきいたセリフなど言えるわけもなく、近くにいても遠い存在だった。
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